このページは2009年9月訪問の記事です。
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 2010年武勇訪問

「呑み切り」の案内をうけて、蔵元を訪ねました。  

 「呑み切り」とは・・・火落ち等の早期発見、蔵内全般の把握、個々の酒質、熟度の応じて調合、出荷時期を決める等の目的で一般的に毎年6月〜8月に行われる。(ただし、武勇では調合、ブレンドは一切しないで出荷)

平日の午前中伺いましたが、一般のお客様もたくさんいらしていて、例年の恒例行事なのだなと感じました。
日本酒好きの方が楽しみにしていたという感じです。当日はよく晴れた秋晴れで汗ばむ気温でしたが、蔵内に入ると涼しく、この中でタンク内の酒たちは静かに出荷待ちをしているのです。

    武勇酒造、製造部の川崎祐二さんの説明を聞きながら蔵内に案内されると、約30種類以上の酒がズラリと並び、きき酒の時を待っていました。

大吟醸から普通酒までタンク違いや、仕込み年度違い、まだ試験段階の参考品の吟醸酒仕込みの梅酒、大吟醸の酒粕を使用したカストリ焼酎まで・・・まさに米から造られた芸術品です。

 武勇酒造の特長は、その年にできあがった新酒を「しぼりたて」として出荷する以外は、ほとんどその年内に出荷することはありません。
最低でも10ヶ月以上熟成させてから蔵元出荷させるそうです。タンク内で熟成させるため、熟成期間、仕込みにより酒の色はうっすらと、うすい山吹色から山吹色がつきます。

 香りは大吟醸でも控えめで、味わいは、全体的にどこまでも深いコクと酸味のバランスが非常によく、のど越しのキレは抜群です。
 製造部の川崎さんは、武勇の仕込水は鬼怒川の伏流水で軟質のため、のど越しのキレのよい酒が仕上がるとお話されてました。

 試飲の数にも驚きましたが、武勇さんでは、一回に同一銘柄を(例えば普通酒、純米酒という分類など)をすべて一度で仕込むのではなく、新米のとれる11月から5月まで約7ヶ月に渡り

      普通酒→ 本醸造→ 純米酒→ 吟醸酒→ 大吟醸→ またはじめから 普通酒→ 本醸造→ 純米・・・

というように2〜3回にわけて7ヶ月の間に仕込みをするそうです。

その為、仕込みによって、同じ純米酒でも酒の色や味わいが微妙に違った点が出てくるそうです。

武勇酒造では同じ純米酒だからといって純米酒タンク数個分を をブレンドすることはせずに、仕込みに応じて出荷していきます。

ですので、仕込みタンクがなくなり次第、次のタンクの酒を出荷していくので、微妙な味の違いなどがでるので、飲む方にはそれを理解していただき、楽しんでもらいたいとの事です。  


 

蔵元の酒造りに対する愛情、情熱をじかに感じられ、とてもいい勉強になりました。

 手間と時間をかえ、原料米の特徴を製品にだすために、絞ってから製品までの工程でほとんど炭素処理をしていないので、熟成による自然な色、自然な風味がお酒の中に残る、コクのあって、キレのよいお酒をお探しの方、ぜひ一度お試しください。

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武勇酒造では、今回の「呑み切り」は毎年の行事でもありますが、「あらかじめご連絡をいただければ、酒蔵見学は常時受け付けています」とおっしゃていました。(ただし、仕込み等の立て込んでいて、蔵内を案内できない時は、やむをえずお断りすることもあるそうです。)

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